今回読んだのはこちらのOUT。文庫本だと上下2冊に分かれます。実は大分前に読もうとしていたような記憶があるんですが、結局何故か忘れましたが読まずじまいだった一冊です。
弁当工場に勤める主婦4人のうち1人が夫婦げんかの上に夫を殺害してしまいます。その後の処理を仲間の一人である香取雅子が引き受けます。友情だけでなく、負の力で結びついた4人でしたが、次第に様相が変わってきて…というお話。
よくグロいといわれますが、その辺の描写は特に問題ありませんでした。ただやっぱりそもそもの話の始まりというべき「死体の処理を引き受けてあげる」という部分の気持ちはどうやったって理解できませんね。普通にいやです。自首しなよって説得して終わりですよね。物語全編通して読んでもやっぱりその気持ちは理解できませんでした。
そして4人の主婦のうち、ある1人の身勝手さとか馬鹿さ加減がマジでイラッとします。この人さえいなかったらもう少しお話は変わっていたんじゃないかと思います。まあそれが良い結果かどうかは別として。ごくごく普通の主婦が死体の処理からだんだんと普通の道を外れて「OUT」になっていく様というのは読み応えがあったなと感じます。
