先週、「天空の城ラピュタ」を見てから何日かは、なんとなく子供の頃のことなんかを思い出したりしていました。
歳がバレますが、ラピュタを初めて見たのは小学生の頃でした。映画館ではなく、夏休みに市民会館かなんかで安く映画が見られるみたいなのがあって、そこで見ました。珍しく母が連れて行ってくれて、誰か友達も一緒にいたような気がします。その後の自分の好みとかに大きな影響を与えた映画だったなと思います。
そんな子供の頃、父の蔵書をこっそりと読んでいました。その中で覚えているのが「少年王者」です。ジャンル的に絵物語というんだそうです。
当時の私にはちょっと難しくて、なかなか読み進められないのでただ絵を眺めていただけって言う感じでした。内容的には、赤ちゃんの頃にアフリカの森でライオンにさらわれ、両親が亡くなった主人公がゴリラに育てられ、逞しく生きていく的な感じのものです。全10巻と結構長め。子供の頃、ヒマだったもんで1巻の冒頭部分をノートに書き写したりなんかしていましたが、結局全体的にどういう話だったのか分からないままで、気付いたら父はこの本を処分してしまっていました。
あれから何年も経ち、父もこの世を去りました。何度となくこの本ってどんな話だったのかなって思い返すことがあります。これ以外にも結局読むの挫折したシリーズとかがあったりしますが、最近そういうものをまた読んでみようかなと思うことがよくあります。時間がなかなかとれないですが、ちょっと読んでみたいなぁ。